今回、転倒について考えていきたいと思います。
現在、65歳以上の3人に1人は、1年間に1回以上は、転倒経験があると言われています。
そして、転倒した人のうち、5%は骨折が認められると報告されています。
理学療法ハンドブック 18転倒予防より引用
このデータをみて、みなさんビックリしませんか?
そこで、今回は、転倒リスクのチェック検査と転倒を予防する運動、
そして、みなさんがお住まいの自宅環境を考えてみましょう。
まず、みなさんが転倒するリスクがどのくらいあるのか、簡単にチェックしてみましょう!
どうでしょうか?
合計点が6点以上になると、転倒しやすい状態と考えられています。
では、転倒しないために必要な事は、なんだと思いますか?
それは、バランス能力と筋力向上が不可欠です。
今回は、そのためにやっておきたい運動を3つ紹介します。
一つ目は、
・椅子からの立ち座り運動
座った状態から立ち上がります
1セット10~15回 これを2セットしましょう
二つ目は、
・片足立ち運動
片足ずつ10秒 左右10~15回しましょう
転倒の危険があるかたは、何かに掴まって行って下さい
三つ目は、
頭と体を同時に動かす運動です
・足踏み語想起運動
座って足踏みをしながら、野菜や果物の名前を言ってみましょう
転倒予防には、頭と体を同時に働かす事も大切です。
みなさんも参考にしてやってみましょう!
続いて、みなさんがお住まいの自宅環境について考えてみましょう
転倒は、自宅内で発生する事が多いですが、どこで転倒することが多いと思いますか?
それは、居間です
では、自宅の転倒対策として、一番大切なことはなんでしょうか?
それは、整理整頓です。
私も、患者様のご自宅に行き、自宅環境を見せてもらうケースがありますが、生活動線に物が置いてあったり
電気コードや座布団があったり、自宅内が散らかっているケースが多々みられます。
大事な事をお伝えします。
床にあるものは、転倒に繋がる危険物です。
電気コードや座布団などは、転倒に繋がる要因になりますので、もう一度、自宅内の環境を整理整頓し、
転倒予防に努めましょう!